ダ・ヴィンチと私(その4)
お世話になった編集者Iさんのこと。
杉江松恋
2026.10.21
読者限定
休刊になった『ダ・ヴィンチ』の記憶を書いている。
同誌で仕事をするようになったきっかけを作ってくれたのはKさんだったが、それと同じくらいお世話になったのはIさんだった。
浜松町の電波ビル(電池ビルと書いたがこちらが正しい)に編集部があったころ、前にも書いた『有栖の乱読』を作るために出入りしていて、Iさんと初めてお会いしたような気がする。Kさんに「今、単行本を作る手伝いをしていただいているんですよ」と紹介してもらって、Iさんに「じゃあ、今度私もお願いしようかな」と言っていただいた記憶がある。そのころIさんは森博嗣氏のエッセイ集を準備中だったのだ。