飯田橋・神楽坂、文学賞にまつわる思い出

なぜかこの場所でパーティーの二次会が開かれることがとても多いのです
杉江松恋 2026.10.31
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 鮎川哲也賞のパーティーにはずっと出席している。

 文学賞系のパーティーにあまり行かなくなった時期があって、ちょこちょこ間は空いているのだが、今は基本的に体が空いていれば顔を出すようにしている。日本推理作家協会の理事としての仕事があり、そこで会った人と直接話したほうが早いことがあるためだ。

 今回は前日が乱歩賞だったのだが、比較すると鮎川賞のほうが人口密度が高いように思われた。毎回このパーティーは人がいっぱい来るのである。以前、招待状がないのに顔を出す人が多いということが問題視されたような記憶もある。関係者だからなんとかなるだろう、と顔を出す人が多かったということだろうか。いつもの会場であまりに密度が高いので、やむなく副会場を設けるようになった。乱歩賞でいえばホワイエにあたるような場所を作って、人いきれに耐えられなくなったらそこで腰を下ろして休憩できるようになったのである。それでも基本的に人口密集は解消されず、鮎川賞では人を掻き分けるようにしていつも移動している。

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