編集者とはいかに向き合うべきか(対面編)
文中にも書きましたが、もっと対面の機会が増えるといいのですが。
杉江松恋
2026.08.16
読者限定
いかに取引先を増やすか。
それはすべての職業に共通する課題だと思う。ライターにとっては出版社が取引先になるわけで、担当として自分に向き合ってくれる編集者を確保することが必須である。
1980年代は日本における雑誌文化の黄金期で、新規ライターの登用がごく自然な形で行われていた。媒体数が多く、新しい書き手が常に求められていた。編集者側も、ライター、写真家、イラストレーター、デザイナーなど、仕事を任せられる人間を探していた。それだけではなくて、仕事を依頼しながら拙いところを直させ、一人前の仕事をできるように導こうとする姿勢もあった。編集者がライターを作っていったのだ。