2026年7月28日の杉江松恋
2026年7月28日。
杉江松恋が今月書かなければならない原稿、やらなければならない仕事は以下の通り。
レギュラー原稿:週刊3・隔週刊1・旬刊2・月刊1
イレギュラー原稿:書評1(新規)・新人賞下読み1・企画書1
その他:選考会出席1・打ち合わせ1・動画撮影配信2・贈呈式出席1
(前月からの積み残し)
その他:浪曲台本1
この三日間のこと。興行についてはたぶん話楽生webの月刊「浪曲つれづれ」に書くと思うのでそちらで。周辺のことをつらつらと書いておく。いや、結構大変だった。
まず25日は小田原三の丸ホールで「夢枕獏・原作 浪曲陰陽師 迷神・打臥の巫女」の第一回公演であった。朝10時に会場入り。例によって100人分のチラシと、物販の文庫30冊を持っていたので、駅からは短い距離だがタクシーを使った。やがて到着した天中軒すみれさんは舞台周りの準備へ、私はホワイエにてチラシ組みや受付の支度を。おだわら浪曲会のIさんも来てくださり、無事に定刻に開演する。この日も夢枕獏さんにお越し願い、初演をご覧いただくことができた。どきどきしながら演者一同と感想を聞く。なんとか合格点はもらえたようだ。よかった。
終わって近所の居酒屋にて打ち上げ。19時35分発のこだまを予約していたので、私だけちょっと早めに抜けさせてもらう。こだまで終点の名古屋まで、そこで乗り換えて新大阪行きののぞみに乗るのだ。
ところが名古屋駅にてのぞみが遅延していることが判明する。小田原・三島間の集中豪雨婦のために下り新幹線がすべて止まってしまっているというのだ。時刻はもう22時近く、運転再開を待っていたら新大阪着が何時になるかわからない。咄嗟に判断をして、切符を払戻ししてもらい、急遽名古屋泊に変更した。名駅付近でホテルを探し、なんとか発見。
明けて26日は朝から移動して大阪へ。まずは前日から宿泊予定だった西成区の宿に行き、チェックインをした。荷物を置いて、会場である新世界ZAZA HOUSEへ。7月18日に東京で初演を行った「京極夏彦・原作 浪曲巷説百物語 芝右衛門狸」の大阪公演である。真山隼人・沢村さくらコンビの他、さくらさんの弟子のアキさん、いつものSさん、Hさんが集合して準備開始。チラシ組みから物販のしつらえまで終わらせたら、ちょうど開演時間になった。定刻通りに始まる。
終演後は、いつもだったらそこで打ち上げとなるのだが、隼人・さくらコンビにはまだ後がある。新開地の喜楽館で「花詩歌タカラヅカIN KOBE」に出演するのだ。タカラヅカ好きな落語家によって上演されている鹿芝居で、もう15年目になる。今回の演目はガストン・ルルー原作の『オペラ座の怪人』再演だ。せっかくなので、私もくっついて新開地まで行き、観劇させてもらうことにした。200人ほどの会場は満員札止で、公演の人気がよくわかった。内容は結構なもので、真面目にタカラヅカしているし、ちゃんと笑いもある。昨年から参加になったという桂文枝一門の文りんさんが見事なソプラノでびっくりした。高校までそういう専攻のコースがある学校に通っていたとのこと。また、桂あやめさんの男役再現度にも感心させられる。真山隼人・さくらは役で出ると同時に節劇風にナレーションを入れるお仕事。大笑いのうちに幕となった。
終演後はまた動物園前まで取って返し、いつものDで一人慰労会をして就寝。
翌27日は前日落ち着いて話せなかった隼人・さくらご両人と反省会かたがた打ち上げだったのだが、その最中にとんでもないニュースが飛び込んできた。
東野圭吾氏死去。68という享年はあまりにも早い。そして寝耳に水である。動揺しつつも関西国際空港から飛行機で帰ってきたのだが、降りてから携帯電話の電源を入れると、メールと着信の山である。用件は東野さんのことであろう。もう間に合わないだろうな、と思いながら一つひとつに返事をした。その中に文字化けをしたメールが一つ。「文字化けをして読めないのですが、もし緊急の要件でしたらこちらに」と電話番号を入れて送ったら、すぐにかかってきた。日本テレビの方で、翌日の情報番組ZIP!で東野圭吾さんに関するコメントをしてくれる人を探しているのだが、まだ見つかっていない、深夜のお願いで申し訳ないが、可能であればご出演いただけないか、という。時刻は間もなく23時、スタジオ入りは6時だそうである。これからだと睡眠も十分にとれないが、東野さんのためとなれば仕方ない。午前中に原稿を一本書いて送る約束もあった。それもスタジオから帰ってきてからでいけるだろうと判断し、その仕事を受けた。急いで帰り、就寝。
というわけで本日は午前5時起き。5時50分に車が迎えに来てくれて、汐留の日本テレビに向かった。着いたらまずメイク、7時から二度台本の読み合わせをして、内容を詰めた。午前8時10分からスタジオにて本番。なんとか襤褸が出ない程度には務まったと思う。
終わってまた車で送ってもらい、9時半頃から原稿書き開始。なんとか正午には終了し、送ることができた。これから外出し、youtube動画を2本撮る予定である。
出演料と原稿の原稿料の合計で、7月までに稼がなければならない金額への進捗率は162.24%になった。

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